喧々諤々

ギリギリのところで生きてます

自己防衛手段

私にとって、他人の言葉というのは凶器でしかありません。たとえどれだけ友好的であろうと、自分に向けられるその人の感情というだけで恐ろしいです。誰かが大多数に向けて放った言葉はそれなりに耐えられるのですが、一対一の対話は苦手です。他にも他人の会話を聞くのも辛いですし、他人の携帯、動画、テレビの音はなるべく避けたいものです。ですが年末が近づくにつれ、様々な人が家を訪れます。狭い家に10人近くの人が集まると、これがどうしてしんどいのです。テレビはつけっぱなしですし、酔っぱらい同士が大声で喋っています。動画を大音量で流し、静まるということがありません。こうなってくると私はどれだけ抗不安薬を飲んでも気分は落ち込み、頭痛、吐き気、過呼吸、目眩と戦い続けなければなりません。周りはちゃんと生きているのに、自分はどうしてまともに生きることもできないのかと自己嫌悪に陥り、自殺という選択肢が頭に浮かびます。

こうなると、他人と同じ部屋にいる限りまともな思考はできません。動けなくなる前に、逃げようと思えるうちに行動しなければなりません。私にとっての自己防衛手段は狭い空間でひとりきりで音楽を聴くことです。暫くぼう、としていると心が落ち着きます。

ですが、これを周りに理解してもらうのはなかなか難しいもののようです。

部屋に篭ると誰かが戸を開けて、大丈夫、と声をかけます。車に引き篭もろうとすればどうして、なんで、と質問責めにあうのです。

誰も彼もが私を心配して声をかけていることは承知しています。

ですが私は一人にならないと回復できないのです。そういう人間なんです。

大多数の人間が楽しいと思うことが、私は楽しくなかったり、世間の常識を受け入れられないときがあります。

それを直す体力も気力も今は無いのです。

どうか休ませてください。