喧々諤々

ギリギリのところで生きてます

テレビが嫌いだ。

正確に言うとテレビの音が耳について仕方ない。

あとは他人の咳、笑い声、携帯の音、スピーカーの音楽。

おそらくHSPであることが関わっているのだとは思うのだが、如何せん不便なものだ。

目覚ましが大音量のテレビ番組だったときはそれこそ苛立たしくて、不快で、布団の中で動けなくなった。

普段何にも関わらず、なるべく心を動かさずにいようと心がけている身としては自分から何もしなくても向かってくるものはどうしたって気に入らない。

高校生の頃、クラスメイトの笑い声に耐えられなくて教室から逃げ出したことがある。

保健室に駆け込むと予約があるから(誰かが一人で相談したかったらしい)と追い出された。

結局一番落ち着けるのは図書室だった。

秋と冬を彷徨う時期。

吐いた息が白く染まるなかで、本に囲まれながら、一人静かに呼吸をしたあの時間。

あれだけが私の青春だった。

いっそのこと独りぼっちでそっと生きていきたい。

だがそれを実行するめんどくささに比べれば死んだほうがマシではないか。

でも死ぬのもなかなかにめんどくさいな。

誰かが勝手につけたテレビの騒音を聞きながら書いた文章はいつにも増して支離滅裂頓珍漢滅茶苦茶ざっくばらん。

ひどいものだ。